2015年1月23日


 チャイナバブルは弾けたか?と問われれば、ピーク時よりは萎みはしたが、実はまだまだ景況感は良い印象。習近平に政権交代して以降、熾烈な派閥争いや汚職の一掃が進み、ダーティマネーや不正蓄財された闇の富が盛んに海外に移されています。しかし、消費志向、投資大好きな中国人らしく富二代と呼ばれるバカボンを中心に海外で思う存分にチャイナマネーを使いまくっています。その金の一部が再び中国に還流してきて、中国の景気を支えています。日本は極めて小さい島国ですから、バブルはアッと言う間に弾けました。また、慎重で保守的な民族なのでバブル以降は反省し、貯蓄や蓄財へと一気に走り出し、消費が一気に冷え込みました。一方の中国人の底なしの野心と欲望、楽観的で思慮浅い人間性は、例えバブルが弾けても変わらないでしょう。従って、景況感が悪くなっても日本人のように蓄財に走りすぎず、やはり、消費や投機は盛んに行われ、そうした経済活動が景気を底支えするでしょう。
 また、昨今の円安により、中国人の対日本へと投資、購買も盛んです。今でも盛んに割安感のある美術品が日本から中国へと買い戻されております。次に来ると言われているインド、ロシア、ブラジルは奮いません。今後もしばらくはチャイナパワーを無視はできないでしょう。